攻略の前に

弾避けは最小限の動きで

これは本作に限らず、どのシューティングゲーム(以下STG)にも言えることだが、大回りして避けているようでは、到底上達は見込めない。確かに当たれば死ぬという恐怖感が常に憑いて回るのだから、無難に避けてやり過ごしたい心情は理解できるが、逆にそれが自らの首を絞める結果ともなり得るのだ。大きく避けるということは、それだけ次の弾を避けるスペースが狭くなるということでもあり、それでは遠からずミスをする。

だから最小限の動きで避けること、これこそがクリアへの近道である。理想は弾を舐めるように動くことだが、その境地へ行き付くためには、自機の当たり判定を完璧に把握していなくてはならない。

その当たり判定だが、意外なほど小さく、敵や弾にかなり食い込ませても問題無い。少しかすったくらいで死ぬことの多かった前作までとは違い、理不尽なやられ方は滅多にしないはずである。

尚、敵及び敵弾にかすると、『ライデンファイターズ』シリーズのように火花が飛ぶが、同作とは異なり得点は入らない。

退くなかれ、前に出よ(2005/11/7追記)

本作では、敵破壊時の得点に加え、瞬殺によって倍率がかかるシステム、フラッシュショットを設けている。そのため、被弾を恐れて画面下方に退いているようでは、高得点など望むべくも無い上、敵破壊に手間取るので、ますます被弾の恐れが高くなる。その点、前に出ていれば、こうした危険に晒されることも無い。

逃げる者に明日は無い。生きたくば攻めよ。本作のみならず、STGにおける鉄則である。

ボムを惜しむなかれ

通常、STGではボムはギリギリまで使わず、すぐにボムを使うのは未熟な証と見られがちであるが、本作は例外。惜しみなく使っても構わない。そもそも惜しむだけ全くの無駄。ステージクリア時の清算においても、大して加算される訳でもない。ならば、スコア稼ぎに利用する方が断然お得である。

本作独自のシステム、フラッシュショットは概要でも述べている通り、画面に出現した敵を如何に素早く破壊するか、である。しかし、敵の密集した場面、堅い敵を少しでも早く破壊したい時は、ショットだけで対応するには限界があり、ボムとの併用が必要になってくる。ボムは発動後、即攻撃判定が発生する。前作までとは異なり、タイムラグは一切無いので、敵をギリギリまで引き付けても大丈夫である。

言うまでも無いが、「惜しまないこと」イコール「乱用」ではない。敵の少ない場面でボムを使用しても何の意味も無い。使用するポイントを見極め、効率的に使用することが重要である。

基本はバルカン+レーダーミサイル、後は状況に応じ柔軟に

『雷電』シリーズの特徴として、1.自機の移動スピードが遅い2.敵弾のスピードが速い、などが挙げられる。鈍重な中大型機はともかく、雑魚敵は的が小さい上に移動スピードも速いので、一転集中型のレーザーでは捉え切れないことが多く、攻撃範囲の広いバルカンで対抗した方が良い。

ただ、ボス戦は一部を除いては、別の装備に切り換えるべきである。バルカンの真骨頂は、攻撃範囲よりむしろ接射時の攻撃力にあるが、生憎接射可能なボスはかなり限られる。そのためボス戦においては、遠近双方で安定してダメージを与えられる、レーザーが一番良い。

尚、新登場のプロトンレーザーだが、左右に振った時の威力はレーザーをも凌ぐ。が、怒涛の攻撃を見せるボス相手には、スイングさせるだけの余裕も無く、分が悪い。ただ、扱い次第では瞬殺も可能になるであろう。

サブウェポンは、新登場のレーダーミサイルが最適と考える。自機正面に限られるとはいえ追尾性能を持ち、威力も高い。

では従来の2つ、即ちニュークリアミサイルとホーミングミサイルはどうか。前作までの主力兵器であるニュークリアは高威力であるものの、追尾性能は無く、連射も利かないため、高速で飛来しては飛び去って行く敵を捉えきれない。またホーミングは、高い追尾能力を持つが、威力の低さが致命的。それらの点を差し引くまでも無く、レーダーミサイルが最適なのだ。

ただ、これはあくまで原則。各自が状況に応じ、自らの判断で切り替えることこそ肝要。

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